日商物産について | 代表挨拶

代表取締役社長 山本 聡

「懐石の八寸」という言葉をご存知でしょうか。 杉を剥いで作った八寸四方(約24cm四方)のお盆に海の幸、山の幸、あるいは里の幸などを盛り合わせたものであり、 懐石料理で「箸洗い」のあとに出される主格献酬のためのいわば酒の肴です。 八寸がでる時には食事は終わり満腹した状態にあるわけですから、いわば儀礼的な部分が多い「懐石の八寸」ですが、 だからこそ余計にこの八寸において、小ぶりの洗練された盛付けで気のきいた珍味をもって客をもてなすことは、懐石料理の世界では非常に大事とされてきました。 「料理が七余白を三の割合で珍味を器に盛り付けること」、満腹にあっても盛り付けとそれを支える器の美しさで料理の世界を楽しみ尽くすという日本人の 「食すること」に対する独特の感性がここに体現されているのではないでしょうか。

日本の食文化において、いわば点睛として存在してきた「器」の文化、日商物産は1970年の設立以来、 世紀を跨いで器の販売という形でこの文化に関わりその発展を見守ってきました。 食器の販売に長年関わることで蓄積された食器や食に対する知識は、 器のご注文からメンテナンスまで的確に対応することはもちろん、その時々におけるお客様のニーズに合せて、 最適な器をコーディネーションさせて頂くというところまで大きく生かされています。 そしてさらに、大きく成長を続けていく「器の文化」に資するために日商物産では従来業務に加えて 「食空間のトータルプロデュース」として各種飲食店に対する経営コンサルティングを新たな業務として育成しています。

この大きく広がっていく日商物産の歩み、その中心には常に「器に関わることで日本の食文化全体の育成に責任を持ち、 また自信をもってそれを担うことのできるリーディングカンパニーの一員でありたい」という社員一同の気持ちがあります。 これからも私達はこの大きな目標にむかって社員とともに、そしてなによりお客様の助けをかりながら一歩一歩と着実な歩みを進めていく所存でございます。 今後もご愛顧のほど、どうかよろしくお願い致します。

代表取締役社長 山本 聡